肌は角質層(かくしつそう)、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)の4つの層から成り立っています。
基底層にはメラノサイトという色素細胞があり、メラノサイトが紫外線などによって刺激を受けると肌を守るためにメラニン色素という黒い色をしたものを作り出します。
このメラニン色素は、通常であれば肌のターンオーバーとともに肌の表面に押し上げられて何日かすると自然と消えてしまいます。
しかし、過剰に紫外線を浴びたり、強いストレスを感じたりすると、メラニン色素も過剰に作られることとなり、排出しきれなくなったものが肌にたまってシミとなってしまうのです。
できてしまったシミを治すのはとても難しいことなのですが、医療機関でならば確実に治す事も可能ですので、皮膚科など専門の医療機関を受診してみましょう。
シミは、きちんと治療を行なえば必ず薄くなっていくものですので、治療計画をしっかり立てて、無理をしないようにしながら根気強く治療を行なって行きましょう。
現在のシミの治療は、たいへんなスピードで進歩をしていっています。
自分の肌に適した治し方を行なっていけば、しみを消すことができるのです。
レーザー治療が有効なものであれば、レーザーでほぼ完全に消すことができます。
シミの状態や肌の状態でも治すのにかかる日数が違ってくるので、シミが消えるまでは個人差があり、1回で消えてしまう場合と、2回、3回と必要な場合もありますし、1ヶ月でシミが完全になくなり綺麗になる人もいれば、6ヶ月もかかってしまう人もいるわけです。
レーザー治療では消えないものは薬で治す事になるのですが、薬での場合は完全に消えるまではかなりの時間がかかってしまいます。
シミの治療は、種類や肌質によって選ばなければなりませんが、どの方法を行なうにしてもシミを除去していくことが可能なのです。
シミの治療には、サプリメントやホワイトニング化粧品を使ったり、紫外線の対策をしたりと、普段から自分で行なえる方法も数多くあります。
たくさんある治療法の中でも、確実にシミを治すことのできる方法といったら、やはり美容皮膚科や美容外科クリニックなどの医療機関で受ける方法でしょう。
医療機関では、レーザー光を当てて治す「レーザー治療」、美白成分でメラニンを制御して薄くしていく「イオン導入」、直接メラニンにダメージを与える光を照射する「フォトフェイシャル」、酸が入った薬剤で古い角質を剥ぎ取り、細胞を再生させることによってしみを治す「ケミカルピーリング」、トラネキサム酸やトランシーノなどの内服薬を服用する方法、トレチノインやハイドロキノンが配合された軟膏を塗って治療する方法などがあります。
シミの種類によって治療法が違ってきますので、医師の診断のもと自分にあった治療法を行なうようにしましょう。
レーザー治療でシミの治療を受けた後は、シミ部分が軽い火傷状態になっているので、治療後1週間くらいは絶対に擦らないようにしましょう。
徐々にカサブタになってきまますので、それが自然に剥がれるまでは無理に剥がそうとしてはいけません。
レーザー治療の後、洗顔や洗髪は治療した当日から行なえますが、患部に塗布したガーゼやテープは貼ったまま行なうようにします。
洗顔や洗髪をした後に濡れてしまったガーゼやテープは、丁寧にはがして軟膏やクリームが塗布されている処方されたガーゼやテープをもう一度貼るようにします。
治療の後にヒリヒリとした痛みが感じられることもあるのですが、そのような場合は炎症を抑える塗り薬をぬるようにしましょう。
また、どの種類の治療を受けたとしても、治療のあとに紫外線を浴びることを避けなければなりません。
日焼け止めを塗るなどしてしっかりと紫外線対策を行なうようにしましょう。
シミを作らないようにするには、若いうちからの予防が大切です。
加齢と共に肌はシミができやすく状態となってしまうので、出来るだけ早い時期からシミの予防をしていくことが必要なのです。
人間の体には、もともと活性酸素を抑える抗酸化力という力が備わっていて、紫外線によって増えてしまう活性酸素を抑えてシミを作らないようにされているのですが、年齢とともに抗酸化力は減少していき、シミができやすい体質になってしまうのです。
そのため、シミを作らないためには、外出時には日焼け止めを使ったり、日傘や帽子などをかぶったりして紫外線の対策を行なう事も大切ですが、年齢と共に減少していく抗酸化力を、どれだけ補っていけるかも大切になるのです。
食品のなかには抗酸化力を高めるものもいろいろありますので、意識して摂取していきましょう。
いつまでも張りがあってシミのない綺麗な肌を保つためには、高価な美白化粧品で治療をする前に、まずは紫外線対策を十分行なう事が必要でもあるのです。